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May 24, 2009

淀川長治集成 1 私が知った愛した監督とスタア

「淀川長治集成 1 私が知った愛した監督とスタア」が私の手元にやってきたのは2005年のこと。

本というのは読みたいと思った時でないと開く気にならないものです。人から薦められ、すぐさま読み始めることなどないもので、本棚にしまったまま忘れていました。

趣味は「読書」などと履歴書に書いたこともありましたし、学校の図書館にはよく通ったものです。本が好きな自分でありたいと思い、それがかっこいいように思うのですが、本来の私はそれほど本が好きではないようです。本を開くのが他のことより億劫なのですから。

映画も好きです。今でも月に一度くらいのペースですが映画館に足を運びます。映画を観るようになったのは淀川さんの解説で有名な日曜洋画劇場のお陰でしょう。

毎週楽しみにしていた思い出があります。日曜洋画劇場のコマーシャルソングであったレナウン娘やカーペンターズの遥かなる影を聞くと日曜洋画劇場を思い出します。

エンディングテーマが流れてくると、明日からまた学校かという憂鬱な気持ちになりました。日曜洋画劇場は大好きだったのに、いまでも、あの曲を聴くとあの憂鬱な感じを思い出すのが残念です。

日曜洋画劇場ではウエスタンがあの頃は多かったような気がします。日本で封切られたウエスタンはほどんど放送されたのではないでしょうか。つまり私は有名なウエスタンはほとんど見てしまったことになります。

日曜洋画劇場でしか映画を見たことのなかった私が、学生下宿で一緒だった映画好きの先輩をして「お前、たいていの映画みてるじゃないか」と言わしめたこともありました。

そんなこともありまして「映画観賞」も履歴書の趣味の欄に書いたことがあります。

淀川さんのこの本を読んでしまうと、ちょっとやそっとじゃ映画通を名乗れません。もともとそんな稀有な人だということは重々承知していましたが、本当の実感しました。

その知識と経験の膨大さ。評論家としての鋭い観察眼。もう、本当に映画のために生まれてきたような人であります。

私なんてただの映画好きです。それで構いません。はい。

そして、若いころ淀川さんに映画の面白さを教えてもらえたことをありがたく感謝します。

この本を読んで、映画の本当の面白さは、私が面白いと感じているところとは別の所にあるような気がしてきて、もっともっと映画を楽しみたいと思いました。

淀川さんの域にはとても達することはできませんが。

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